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2008/11/14 二階堂 吉四六

2008/11/14 二階堂 吉四六_c0156212_1015182.jpg
大分の二階堂酒造有限会社、壷入りの「吉四六」。二階堂むぎ焼酎の貯蔵、熟成タイプである。昔は居酒屋などで焼酎のボトルが並んでいれば、「いいちこ」か一般の二階堂、そして高級ものとしてはこれだった。

懐かしい。私も、かつて蕎麦屋なんかで呑んだものである。しかし、これまでも自宅で呑むことは滅多になかったのだが、これは先日「柏木」で会食をした福岡の客人が、お土産に持参してくれたものである。

もう一人の分と合わせて、二本持参いただいた。、実は柏木の麦焼酎がまさにこれで、棚に並んだのを見て客人はあれあれと言っていたが、それも愛嬌。九州から飛行機、新幹線と乗り継いで、さぞ重かっただろうに。その心意気がまことに有り難い。

後に同店ですき焼をいただいた際に、そのこともあってこれをオン・ザ・ロックスで呑んだが、美味しかった。その好印象を持ったまま、本日は頂戴したものを自宅の晩酌に開けて、今度はお湯割りでいただく。やはり美味しい。

いいちこ同様、癖がなくて万人向きに仕上がっている。だから特筆するような個性に乏しいのは致し方ないところだが、不都合に思える香味上の欠点は全くない。敢えて文句をつけるような部分がない。

旨味は十分に感じられ、後口もすっきりしている。焼酎に限らないが、このような定番商品の質が良いのは、まことに好ましいことだ。清酒大手蔵の商品、国産ウイスキーの廉価品においても同様。そのことが業界の、そのジャンルの底力を示すバロメーターだと思うから。 (C)2008 taikomochi
by taikomochi-otona | 2008-11-14 23:00 | 焼酎・泡盛 | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


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