2014/08/25 悪AQ(あくのくろぶか)
2014年 08月 25日
宮崎県日南市、王手門酒造の焼酎は、「銀滴」という銘柄を好んで呑む。銀滴には各種の原材料で造った焼酎があるなか、特に麦が気に入っている。かの「寿々半」では、欠かさずキープしている定番酒だ。
その王手門酒造が、秘伝麦製法、年間九十石という小造りで、契約店限定酒として世に出した麦焼酎が「悪AQ(あくのくろぶか)」。ラベルの字「悪」が反転しているのは「良」、つまり最良の麦焼酎を意味するという。 黒麹仕込み。「くろぶか」とは、黒麹が深く浸み込んだ意との由。常圧蒸留、八分濾過、アル度は28度。麦麹の全量麦焼酎だが、主原料の麦は国産、麦麹はオーストラリア産という変わり種。
口を切って、栓を抜いた際から匂う。濃ゆい焙煎麦の薫り。それはオン・ザ・ロックスにしても一向に衰えない。味わいがまた、濃ゆい。しかし、ひと口呑んで「辛口!」と感じるほど、苦みが走る。 もちろん麦本来の甘味はあるのだが、それは奥床しく引っ込んでいて、嚥下後に口中に感じる。なかなかパンチのある、尖がった香味だ。「凶暴」というには美味しすぎるが、個性的であることは間違いない。
気に入った。今宵は遠慮したが、チョコレートをアテに、ストレートで味わってみたい気がする。 (C)2014 taikomochi
その王手門酒造が、秘伝麦製法、年間九十石という小造りで、契約店限定酒として世に出した麦焼酎が「悪AQ(あくのくろぶか)」。ラベルの字「悪」が反転しているのは「良」、つまり最良の麦焼酎を意味するという。
口を切って、栓を抜いた際から匂う。濃ゆい焙煎麦の薫り。それはオン・ザ・ロックスにしても一向に衰えない。味わいがまた、濃ゆい。しかし、ひと口呑んで「辛口!」と感じるほど、苦みが走る。
気に入った。今宵は遠慮したが、チョコレートをアテに、ストレートで味わってみたい気がする。 (C)2014 taikomochi
by taikomochi-otona
| 2014-08-25 20:25
| 焼酎・泡盛
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