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2015/06/22 黒瀬安光 無濾過仕上(誕生日にあたり)

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ワタクシの誕生日なのであった。外呑みで祝う、というようなことはない。ほかに稼ぐ者がいない家中、自作自演みたいで可笑しい。避けたいところだ。

しかし宅に帰れば、家人が普段よりはいくぶん豪華な酒肴でもてなしてくれる。いくぶん、という具合になってしまうのは、日常的な美食からくる自業自得である。決して家人のせいではない。てか、家人には改めて礼を申す。

昨日は愚息からプレゼントが届き、本日は大阪池田の家人の実家から届く。フェイスブックには数多の祝いの言葉が書き込まれる。とりあえず祝福されているようで、まことに有り難いことである。

酒はとっておきを開けた。取って置きの言葉のまゝで、昨年、福岡のNさんから贈られて、ハレの機会にと取り置いていたものである。誕生日の今日は、ともあれハレであろうから開けてもよかろう。

鹿児島市の鹿児島酒造株式会社が、黒瀬杜氏を代表する、いや日本全体の焼酎杜氏として代表的存在である、黒瀬安光氏の名前を冠して醸すもの。最高峰の芋焼酎といって言い過ぎではない。年に二回、限定発売されるらしい。

ネットで調べて、値段を知って魂消た。Nさん、高価なものをまことにかたぢけなく。いつぞや黒瀬杜氏とお店で同席されたと仰っていましたね。素晴らしいことです。

さすがの香味である。洗練度はいやがうえにも高く、柑橘を思わせる立香、上質な芋由来の甘味、嚥下後のキレ、どれをとっても格別。原料芋は黄金千貫、米麹はS型麹と黄麹。常圧蒸留、アルコール度数は28度とやや高め。

肴盛合わせ中、わかさぎ唐揚は信州諏訪のHさんからのいただきもの。佃煮とのセットであった。まこと有難く存じ上げ。いつもながら、いただきもので暮らしおると実感している。 (C)2015 taikomochi
by taikomochi-otona | 2015-06-22 23:00 | 焼酎・泡盛 | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona