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2015/07/05 釜揚桜海老

生の、冷凍していない桜海老というのは、静岡に住んでいてこそ食べられる珍味。もちろん静岡では、街場のスーパーに普通に並んでいるものである。

今日の流通システムにおいては、東京でも食べられるかもしれない。しかし鮮度が、即ち味が全く異なることは請け合う。蛇足として、生シラスについてもそれは当てはまる。

さて生桜海老。だからこそこれを食べる時、本日記で自慢げに書きたくなる。シラスと違って、桜海老は駿河湾でしか商業的漁獲が成り立たないのであるし。
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しかしながら実のところを申せば、桜海老の味わいは、生よりも釜揚に軍配が上がると思っている。珍味としての稀少度を、ひとまず措けば。

新鮮な桜海老を塩水で炊いた釜揚は、ふっくらしつつプリプリ。適度な塩味が、桜海老の甘味を十二分に引き出している。髭もざっくり処理されていて、食べて障らない。

色合いも生より上品な桜色となり、大いに食欲をそそる。冷凍ものでもほぼ品質が落ちないところが、また生よりも優れている特長である。

なんだかマル秘をバラしてしまったような気がするが、実際に何が旨いと感じるかは人それぞれ。以上は、飽くまでワタクシの個人的な嗜好とご理解賜りたい。

この日、梅雨に振り込まれてウォーキングを断念し、珍しくクルマを駆った。富士川近辺まで赴き、釜揚桜海老を購ってきた。麦焼酎と合わせての晩酌。 (C)2015 taikomochi
by taikomochi-otona | 2015-07-05 23:00 | 焼酎・泡盛 | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona