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2017/01/03 休暇は終わり

愚息が居る生活、なんだか奇妙だ。これが就職してから初めての帰省、ということもある。相手は学生時代と違って、もう自分で稼いでいる大人なので、それなりに尊重しておる。以前と違い、当方の言葉遣いも丁寧だ。

まあ、こちらも三日で慣れるのだろうが、あいにく愚息は三日を越えて滞在したことはない。このたびも五日が仕事始めとて、明日四日、松戸へ戻るという。ということで、二泊目の今宵が最終夜である。

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本日の彼は、午前から高校時代のラグビー部の初蹴りへ出掛けて行った。そのまま友人と、早い時間から呑みに行ったらしい。場所、店は当方あずかり知らん。

そして、市内のワタクシの兄の家、すなわち彼の叔父の家、ワタクシが育った家でもあるところへ新年の挨拶へ。当然の帰結として、さらにしこたま呑ませてもらった由。

かの家では、こういう場合はワインだ。良質なワインが惜しげもなく出てきたことが、弟として当主をよく知るワタクシには、目に浮かぶのである。

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その割には夕食前にフツーの顔をして帰ってきて、当家での晩酌も平常にこなしておった。今宵は豚ちりとし、芋焼酎「安田」の、麹も掛け芋も全量「蔓無源氏」を呑んだ。

これも前夜の酒に続いて面白い香味で、ある種の植物の茎や根を髣髴とさせる青臭い苦みがなんとも「不味旨い」。甘味もしっかりあるし、香りはまるで赤系芋の華やかさなのだが。

しかし、その青臭さが極めつけ個性となっているのだ。そんなことが総合的にあいまって、全体の印象には洋酒系の薬草酒のような雰囲気が、戻り香には紅茶の「アールグレー」に似たものがある。面白い。

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さてさて、ワタクシは明日が仕事始めだ。愚息は多分、ワタクシが家を出るときに起き出して挨拶はするだろう。ランチは家人とイタ飯を食べるらしい。きっと泡も呑むだろう。ズルイぞ。 (C)2017 taikomochi

by taikomochi-otona | 2017-01-03 23:00 | 焼酎・泡盛 | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona