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2008/01/21 「寿々半」蟹宴

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福岡より客人をお迎えし、今年初めてとなる「寿々半」で宴会。席に着くと、既に七輪に炭が赤々と燃えており、これからの食事への期待が否応なく盛り上がる。まずは「ギネス ドラフト」にて、喉を潤す。
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今日は蟹三昧である。予め大将と打ち合わせて決めていた。最初はずわいを刺身でいただく。氷水で冷やすと、身が縮んで身離れが良くなる。その味は、実に甘い。
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しかし、やはり蟹は火を通してなんぼ、と私は思う。香ばしさと身が持つ本来の味を味わいたければ、やはり焼きである。とくにたらばにおいては。ずわい、たらばともに焼いては食い、さらに焼いては食う。

酒は「銀滴」の麦、オン・ザ・ロックスに切り替えていたが、蟹にあたる仕事が忙しくて、なかなか盃が進まない。会話もあまり弾まず、これだけは蟹を食べる時の欠点である。
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甲羅の味噌がまた旨い。これは絶品と言って良い。皆で二個の甲羅を順繰りに回して味噌をつまみながら、順繰りに唸っていくのであった。

そうして大方の味噌を食べた後は、お約束の甲羅酒。味噌の濃いところが一杯目。二杯目はより酒の味もはっきりして来て、どちらが美味しいとは決め難い、前後二杯それぞれの旨さであることよ。
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そうして蟹すきにして食べた鍋には、大将がしゃぶにして食べろと、白身(種類はちと失念)と鮪を持ってくる。確認しておくが、刺身で食べたのではない。しゃぶである。書くべき適当な言葉も浮かばない味。
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締めの雑炊、鰯の目刺しをもらって七輪で焼き、食べつつ待つ。そしていよいよ出てきたその雑炊、蟹ばかりではなく鮪の出汁も沁みていて、全く臭みがなく、まことにきれいな味。

私自身、ここまで旨味だけが出ていて臭みの全く感じられない蟹雑炊は、初めていただいた気がするのである。大満足。後、両替町のクラブ。 (C)2008 taikomochi
Commented by たぬき at 2008-01-22 23:07 x
こりゃまたすごくおいしそ~。蟹、蟹、蟹、鮪のしゃぶしゃぶにこれでもかと蟹雑炊!!うう~ん、ネギたっぷりはたまりません。大満足なはずですね。
Commented by ○む at 2008-01-23 03:43 x
こんにちは。バンクーバーよりいつも読ませていただいております。もうね、美味しそう過ぎですわ。泣いちゃいました。はやく日本に戻りたいです。と言って戻ってもこれほどのお料理を食べさせてくれるお店って札幌にあるのかなぁ?
Commented by taikomochi-otona at 2008-01-23 09:44
美味しかったですわ、たぬきさん。
やはり七輪を持ち出して炭火で焼くのは、特別ですねぇ。
雑炊も、蟹にありがちな臭みくどさが全くなくって。

ありがたいことでございます。
Commented by taikomochi-otona at 2008-01-23 09:47
「む」さん。いつも目だけで楽しませて、申し訳ないことでございます。
いや、楽しんでない?苦しんでる??
おや、泣いているとは、ますます心苦しく存じます。:-P

まあ札幌にお戻りになれば、山海の幸、こんなもの目ではないでしょう。
特に蟹など、鮮度価格ともに別格かと存じます。

あと数か月の辛抱ですね。
その際には、カナダの食の探求をぜひとも成果として持ち帰ってください。
Commented by 記者Y at 2008-01-23 10:08 x
この寿々半という店、本当に近くに欲しいです!
ズワイも刺し、焼き、甲羅酒、雑炊と贅沢ですね~
マグロのしゃぶはどんな感じだったのでしょう…
私は昨夜、友達とウチ呑みでブリトロしゃぶをやっておりました。
ぶ厚く切って表面だけ白けさせて中レアという感じ、旨かったですv
Commented by (N) at 2008-01-23 12:05 x
本当にお世話になりっぱなしで・・・。おごちそうさまでした。
刺身、焼き、すき、しゃぶ、またしても4番バッター揃いで恐れ入ります。
美味しくて美味しくて満腹中枢に異常をきたしそうです。
そして迎撃のプレッシャーが膨らみ・・・・。

とはいえ、ご来福いただくのは大変楽しみです。心よりお待ち申し上げます。
Commented by すずりん at 2008-01-23 23:42 x
久し振りの訪問です。寿々半は1度しか行ったことありませんが、蟹はいつもありますか?蟹には目がないので、この記事はたまりません!下世話な話ですが、けっこうするのでしょうね。
Commented by taikomochi-otona at 2008-01-24 08:02
記者Yさん、名店です。
ま、同級生ということで、他の方が利用するよりも
ずっと上手く利用させてもらっているとは思いますが。

鮪はトロに近いですので、その脂が多少落ちた感じが、
また上品でございました。
魚のしゃぶといえば、やはり鰤でございますね!
Commented by taikomochi-otona at 2008-01-24 08:24
(N) さん、どうもご苦労様でした。
ご満足いただけて、私も嬉しく思います。

なんだかんだと言って、私も博多の夜は楽しみにしておりますし、
いつも楽しく存じております。

再来週もまた、期待は大きいな!
Commented by taikomochi-otona at 2008-01-24 08:34
すずりんさん、ご無沙汰致しております。

率直に申し上げて、私が独りカウンターで呑む以外の「寿々半」の宴会料理について、
これは品書きにもないし、普段置いていない食材がほとんどでございます。
私は大将と同級生ということもあり、いつも宴席が決まると事前に大将と打合せ、
献立を決めております。
しかし、これは同級生でなくてももちろん可能なことであり、蟹も含めて、
事前に何でも食べたいもの、お薦めの食材を相談すれば良いことと存じます。
手に入る限りのもの、出来る限りのことを大将はしてくれるでしょう。

おあしも同様です。いくらなのか聞く、予算を言うということで、
十分調整が可能かと存じます。

この蟹について言えば、当日は他に刺身の盛り合わせなどもいただきましたし、
記事にあるように魚の(高そうな!)しゃぶを二品いただきました。
さらに、焼酎を一升瓶一本入れました。
ですから、相当のお値段ですが、蟹に絞って通常の呑みでしたら、
一人一万を大幅に切ると想定できます。
Commented by kao at 2008-01-25 19:05 x
七輪ですか・・・・素敵な蟹の召し上がり方ですね。
私も自宅の囲炉裏で火をおこしますが、調度良い加減でないと魚や肉が台無しですし、この頃、上手く火を操れるようになってきました(笑)
いつか、お越しくださいませ。
蟹などを手土産に!(笑)
Commented by taikomochi-otona at 2008-01-26 19:03
火はよいですね、かおさん。
特にこの寒い時期、見ているだけで心も温まります。(~o~)

かおさんの囲炉裏を写真で拝見し、
失敬なコメントを書いてから、何年になりますでしょうか。
そろそろ、本当に、実際にこの目で見、端に座らせていただき、
その火を見たいものですね。お誘いにのりたいですね。
by taikomochi-otona | 2008-01-21 23:59 | 外呑み | Comments(12)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona