2008/01/24 豊永蔵 常圧蒸留
2008年 01月 24日
日中仕事で、富士山に近い裾野市まで行って来たが、そこここに雪が残る。流石だ。よく晴れた空に、裾野まで雪をかぶった富士がとても美しく、静岡人として誇りに思う時である。
明朝は、静岡市でも最低気温が零下四度などと気象情報では言っている。氷点下になることさえ滅多にない土地柄だけに、思いやられる。
さらに、明日は医院で血液検査のために採血される予定があり、朝食を抜いて行かなくてはならない。腹が減っていると、ますます寒さが身に沁みるものである。
さて、私は「杜氏 寿福絹子」の大ファンなので、昨今は球磨焼酎においても麦を呑むことが多い。しかし本来、やはり球磨焼酎と言えば米である。
私自身、もうずっと以前の大学時代になるが、初めて本格焼酎というものに親しんで好きになったのは、米の球磨焼酎「六調子」である。懐かしい。名前を出したら呑みたくなった。 というわけで、今宵は球磨の名門、「完がこい」で有名な豊永酒造の「豊永蔵(とよながぐら) 常圧蒸留」。もちろん米である。
この蔵は自家田を持っている他、契約農家から仕入れる米も、確か全量オーガニック栽培である。まさに、清酒における「神亀」や「秋鹿」にも似た、米焼酎界の良心蔵だ。
さてその香味であるが、いただく前には相当きれいなものを想定していた。ところが、まず結構香りがある。炊きたてのご飯にも似て、さらにそれを多少糠臭くしたような。
意外だったが、これが悪くない。すっと入ってしまうよりも、より印象的な個性として好意的に受け止められる。味もその延長。米の旨味だけではない、ちょっと捻った野趣がある。
思えば「秋鹿」のオーガニック米の清酒にも、同様の香味を感じるのだ。米糠を彷彿とさせながらも、しかしそれが野暮とか不快ではない、心地よいものとしての糠臭。
お湯割りで三杯ほどいただく。魚は刺身がかさご、唐揚が目板鰈。なお、豊永蔵の常圧蒸留には新聞紙で包まれた38度もあるが、これは25度のものである。 (C)2008 taikomochi
明朝は、静岡市でも最低気温が零下四度などと気象情報では言っている。氷点下になることさえ滅多にない土地柄だけに、思いやられる。
さらに、明日は医院で血液検査のために採血される予定があり、朝食を抜いて行かなくてはならない。腹が減っていると、ますます寒さが身に沁みるものである。
さて、私は「杜氏 寿福絹子」の大ファンなので、昨今は球磨焼酎においても麦を呑むことが多い。しかし本来、やはり球磨焼酎と言えば米である。
私自身、もうずっと以前の大学時代になるが、初めて本格焼酎というものに親しんで好きになったのは、米の球磨焼酎「六調子」である。懐かしい。名前を出したら呑みたくなった。
この蔵は自家田を持っている他、契約農家から仕入れる米も、確か全量オーガニック栽培である。まさに、清酒における「神亀」や「秋鹿」にも似た、米焼酎界の良心蔵だ。
さてその香味であるが、いただく前には相当きれいなものを想定していた。ところが、まず結構香りがある。炊きたてのご飯にも似て、さらにそれを多少糠臭くしたような。
意外だったが、これが悪くない。すっと入ってしまうよりも、より印象的な個性として好意的に受け止められる。味もその延長。米の旨味だけではない、ちょっと捻った野趣がある。
思えば「秋鹿」のオーガニック米の清酒にも、同様の香味を感じるのだ。米糠を彷彿とさせながらも、しかしそれが野暮とか不快ではない、心地よいものとしての糠臭。
お湯割りで三杯ほどいただく。魚は刺身がかさご、唐揚が目板鰈。なお、豊永蔵の常圧蒸留には新聞紙で包まれた38度もあるが、これは25度のものである。 (C)2008 taikomochi
私はこれを頂いたとき唸りました。呑んでみると納得してしまうような風味の心地よさとアクセントというところでしょうか、直燗だともう凄いですわ。
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taikomochi-otona at 2008-01-26 19:05
by taikomochi-otona
| 2008-01-24 23:00
| 焼酎・泡盛
|
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