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2008/02/25 「大黒正宗 しぼりたて」呑了

2008/02/25 「大黒正宗 しぼりたて」呑了_c0156212_11154038.jpg
この「大黒正宗 しぼりたて」は今醸造年度の新酒で、昨年12月12日に発売されており、造りに入った初期の仕込みの酒であろう。それから年が変わり月日を経て、各地の蔵元ではそろそろ「造り仕舞い」を迎える季節となった。

一般的に造り仕舞いは「仕込み仕舞い」のことを意味して、「甑倒し(こしきたおし)」とも言う。その年最後の仕込みが終われば、もう米を蒸す器具である甑を使うことはなく、大釜からはずして横に倒して洗うことから、このように呼ばれる。

ただ、中には最後の上槽(酒を搾る工程)が終わった「皆造(かいぞう)」の時を指して、造り仕舞いと言う蔵元もあるようだ。いずれにしろ、蔵人にとっては皆造よりも甑倒しの方が一段落感が強く、ほっとする瞬間であるようだ。

これはつまり、仕込みの作業がいかに重労働で、精神的にも気の抜けないものであるかを物語る。甑倒しをされた蔵人の方々、今シーズンの造り、お疲れ様でした。とは言え、皆造までまだお仕事、気を抜かないでお願いします。

そういった、この平成十九酒造年度の造りの間を通して呑んだ、この大黒正宗しぼりたて。本日、有り難く呑み終えた。実は例年通りこの酒は二本買い求めており、あと一本は一年間、拙宅の保冷酒庫にて熟成させる所存。

新酒のフレッシュ感を楽しんで欲しいと蔵元が意図していたら申し訳ないが、私自身は、そのさらに熟成した旨味が楽しみでならない。一年後に、香味の様をワクワク想像しながら栓を切るのが、今から待ち遠しい。 (C)2008 taikomochi
Commented by 管理人@miyamiya at 2008-02-25 12:31 x
うちは息子もこの味が好きらしく先日2本目を開けて飲んでいます。
2,3日持たないでしょう(笑)。福井の森酒店には在庫がありそうなのでお店で熟成してもらう魂胆でいます。
実は角鹿さんのお店で使ってもらおうと明り取りを送りました。
そうしたらお店に置かれた様子と親子で撮った七五三の微笑ましい写真が送られてきたのですよ。
行く機会があったら明り取り、見てきて下さい。
Commented by taikomochi-otona at 2008-02-25 14:42
管理人さん、Goodタイミングのお知らせです。
明日、たまたま「角鹿」に行く予定なのです!
心して、明り取り、拝見して参ります。

それと、そうですか。あそこのお嬢さんももう三歳ですか。
こちらも歳をとるはずですねぇ。

ご子息は実に酒の味がお分かりです。将来が楽しみですね。
by taikomochi-otona | 2008-02-24 23:00 | 清酒 | Comments(2)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona