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2008/07/20 土用間近とて、鰻白焼に「峰乃白梅 大吟醸なま酒」

2008/07/20 土用間近とて、鰻白焼に「峰乃白梅 大吟醸なま酒」_c0156212_13302023.jpg
ご承知のように会食外呑みの多い私、昼食も含めて鰻はしょっちゅう食べている。何せそこは静岡であるから、ただでも鰻屋は多いのであるし、呑み屋でも先日の「寿々半」のように、鰻を出す店は少なくない。

と書いて改めて思い出したが、寿々半の鰻は旨かった。すこぶるつきで。しかし、ああいうのを食べてしまうと、スーパーに並ぶものなどには食指が動かないのである。

でも、これは当然家族間でも私に限ったことなので、私が我侭を言っていると、宅の食卓には永遠に鰻が並ぶことはなくなってしまう。そういう訳にもいかないのである。

そんな中、本日買い物に出た際に、愛知産の鰻になかなか良さげなものが目に留まる。土用の丑も近いし家人も所望するので、これを購ってみた。そして、夕食に山葵に醤油でいただく。

蛇足だが、山葵醤油と書かないのは、決して醤油に山葵を溶くことはないから。それをすると、山葵の香味が分解されて台無しになってしまう。もちろん、これは刺身でも同様である。蕎麦でさえ、時には蕎麦に直接山葵を載せていただく。

2008/07/20 土用間近とて、鰻白焼に「峰乃白梅 大吟醸なま酒」_c0156212_13303995.jpg長い蛇足で失礼したが、この鰻がなかなか良いのだ。見た目厚みがあり、テカリ具合からも脂の乗りが変にきつくなく、かといってパサついていない。

なかなか愛い奴と感じたのが当たった。因みに、私は酒の肴としては、蒲焼よりも白焼を上とする。

酒は先日口切りの際に登場した、いただきものの「峰の白梅 大吟醸なま酒」。新潟市の福井酒造の酒。

「『新潟淡麗流』にこだわって造り上げた」などと言うので、ちょいと引き気味だった。その証左か、四合瓶の四分の三ほどが残っていた。

しかし、口開けして空気に触れたからか、呑む前に外に出して温度を上げたからか、そこそこ味の乗りがみられるのである。決して淡いだけではない、旨味のある酒としていただけたことは、望外の喜びであった。そうして、目出度く空いたのである。 (C)2008 taikomochi
Commented by バンク在住ばた鶏 at 2008-07-22 05:48 x
昨今、日本では鰻に関してよからぬニュースが飛び交っているようで、実家の母親などは、「静岡の鰻も大方、ニセモンだよ。もう地物なんか食べられないだよ。」と嘆いておりまして、鰻好きの当方としても海の彼方でいたく気をもんでおりやすが、太鼓持ちさん、その辺り、いかがですかぁ?
Commented by taikomochi-otona at 2008-07-22 08:47
ばた鶏さん、お早うございます。

母君の仰る「ニセモン」とは何を意味しておられるのでしょうか。
もともとばた鶏家に鰻を語る資格など持ち合せない私ではあります。
(かつて貴家でいただいた肝が思い出されます。)

鰻について日本では、最も長く養殖した場所を産地として表示する
ことが認められており、成長期のかなりの期間を台湾で過ごすようです。
かつ、帰国の際には大量の生粋台湾産が紛れ込ませられる様子で、
これらのことから、静岡産、愛知産といっても甚だ疑わしいのは事実です。

もっとも価格を見れば、これで純国産はありえねーな、って普通に思う筈です。
騙す方が悪いのは決定的事実ですが、常識的に考えればおかしいことに
気がつかない方も、結構イッちゃってると思います。
それに、食べて美味しければ産地なんかどうでもよろしい。
もちろん、健康面などをちゃんと担保してくれてのことではありますが。
自分の舌を鍛えて、頼り甲斐あるものにすることが先決では。

私は自らスーパーや駅弁で鰻を求めることは、まずないです。
鰻を食べたくなったら、信用できる専門店か「寿々半」に行きますよ。
by taikomochi-otona | 2008-07-20 23:00 | 清酒 | Comments(2)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona