2008/0913 車坂 純米吟醸 赤ラベル 19BY
2008年 09月 13日
胸突き八丁を何とか乗り切りつつあり、一旦休止の三連休を迎えることが出来た。この三日間は特に予定はなく、近場に買い物等に出掛けるに止め、寛ぎたいと思っている。週が明けたら、また泊まりで出張があるし。
体がなまっては酒が美味しくないので、今朝も六時台からジョグとウォーキングを一時間余り。相当に涼しくなって、体が楽である。しかしその分汗の出が悪く、何となく「やった感」は真夏に劣る感じ。
昼はパンにチェダーチーズや生ハム、クレソンを自分で挟みして食べ、赤ワインを呑む。「アイアンストーン シラーズ 2005」。カリフォルニア。
果実味が極めて充実していて、とても呑み応えがあるのだが、胃が疲れていてちょいとキツイ。体が酒を受け付ける加減というのは、まことに正直なもので、まさしく健康のバロメーターである。
そして晩酌は清酒。清酒が、とりわけ燗酒がとても美味しい季節を迎えている。今宵は和歌山県岩出市、株式会社吉村秀雄商店の「車坂 純米吟醸 赤ラベル 19BY」。 この蔵の酒は「鉄砲隊」を以前呑んだが、「車坂」ブランドは今回が初めてだ。因みに車坂の由来だが、この坂は小栗判官が熊野に向かう際に通ったものとの由。
以下、ちょいと長いが蔵元のサイトの文章を引用すると、「熊野の地は古くから死霊が集まる死者再生の聖域とされ、男女の別、貴賎を問わず多くの参拝者を受け入れました。
熊野に詣でれば病苦から逃れられ、たとえ途中で行き倒れても来世で救われる、また道行く人々と助け合うことが死んだものへの供養になると信じ長旅の苦しみを分かちあいました。
小栗判官の伝説は、こうした熊野の地が生み出した『死と再生の物語』なのです。労苦を癒し喜怒哀楽と共にある日本酒。人それぞれが日々向かい合う坂。頑張ろう日本再生の願いを込め車坂と名付けました。
その味わいは、上り坂を歩むような力強さの中にも、後味は下り坂を駆け下りるような爽快感を目指しました。
ニュアンスは軽やかだがしっかり味わえるものをお届けしたい。肩肘張らずに気楽に飲めるお酒を。いつまでもペースが落ちずに楽しみながら飲み続けられるような旨い酒です。世の中が複雑になった今、車坂のシンプルに素朴な良さが体に染み渡る。」(全て文章はママ)とのことである。
この蔵元の火入れの酒は、秋まで熟成させてから出荷される。すなわち「ひやおろし」である。この酒は平成19酒造年度の、最初の蔵出しの火入れ酒となる。
冷やでいただき、その後温く燗につけていただいたが、両者の感想は大きく変わらない。即ち、燗上がりはしない。しかし、美味しい。口当たり、とても優しい酒である。抵抗なくすっと入っていく。
しかし、決して淡いとか弱いという印象は抱かず、しっかりと向き合って呑める。また、酒肴に負けることもない。そのあたりの加減というかバランスが、特筆すべきほど素晴らしい個性だと感じる。
平成17年に和歌山県が県産酒造好適米として新たに認定した、和歌山山田錦を使用している。この蔵はその以前から県内で山田錦の契約栽培に取り組んでいたので、その米であるなむ。
和歌山県産山田錦100%使用、精米歩合58%、アルコール度数16.7度、日本酒度-4、酸度1.4。酵母は和歌山酵母。この酒、蔵元のコンセプトがしっかりと実現されていると感じた。 (C)2008 taikomochi
体がなまっては酒が美味しくないので、今朝も六時台からジョグとウォーキングを一時間余り。相当に涼しくなって、体が楽である。しかしその分汗の出が悪く、何となく「やった感」は真夏に劣る感じ。
昼はパンにチェダーチーズや生ハム、クレソンを自分で挟みして食べ、赤ワインを呑む。「アイアンストーン シラーズ 2005」。カリフォルニア。
果実味が極めて充実していて、とても呑み応えがあるのだが、胃が疲れていてちょいとキツイ。体が酒を受け付ける加減というのは、まことに正直なもので、まさしく健康のバロメーターである。
そして晩酌は清酒。清酒が、とりわけ燗酒がとても美味しい季節を迎えている。今宵は和歌山県岩出市、株式会社吉村秀雄商店の「車坂 純米吟醸 赤ラベル 19BY」。
以下、ちょいと長いが蔵元のサイトの文章を引用すると、「熊野の地は古くから死霊が集まる死者再生の聖域とされ、男女の別、貴賎を問わず多くの参拝者を受け入れました。
熊野に詣でれば病苦から逃れられ、たとえ途中で行き倒れても来世で救われる、また道行く人々と助け合うことが死んだものへの供養になると信じ長旅の苦しみを分かちあいました。
小栗判官の伝説は、こうした熊野の地が生み出した『死と再生の物語』なのです。労苦を癒し喜怒哀楽と共にある日本酒。人それぞれが日々向かい合う坂。頑張ろう日本再生の願いを込め車坂と名付けました。
その味わいは、上り坂を歩むような力強さの中にも、後味は下り坂を駆け下りるような爽快感を目指しました。
ニュアンスは軽やかだがしっかり味わえるものをお届けしたい。肩肘張らずに気楽に飲めるお酒を。いつまでもペースが落ちずに楽しみながら飲み続けられるような旨い酒です。世の中が複雑になった今、車坂のシンプルに素朴な良さが体に染み渡る。」(全て文章はママ)とのことである。
この蔵元の火入れの酒は、秋まで熟成させてから出荷される。すなわち「ひやおろし」である。この酒は平成19酒造年度の、最初の蔵出しの火入れ酒となる。
冷やでいただき、その後温く燗につけていただいたが、両者の感想は大きく変わらない。即ち、燗上がりはしない。しかし、美味しい。口当たり、とても優しい酒である。抵抗なくすっと入っていく。
しかし、決して淡いとか弱いという印象は抱かず、しっかりと向き合って呑める。また、酒肴に負けることもない。そのあたりの加減というかバランスが、特筆すべきほど素晴らしい個性だと感じる。
平成17年に和歌山県が県産酒造好適米として新たに認定した、和歌山山田錦を使用している。この蔵はその以前から県内で山田錦の契約栽培に取り組んでいたので、その米であるなむ。
和歌山県産山田錦100%使用、精米歩合58%、アルコール度数16.7度、日本酒度-4、酸度1.4。酵母は和歌山酵母。この酒、蔵元のコンセプトがしっかりと実現されていると感じた。 (C)2008 taikomochi
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tkodawariya at 2008-09-14 11:57
久しぶりのコメントですが、ほぼ毎日お邪魔しています。
昼前ということもありのどが鳴りました。
「ごくり」と(笑)
昼前ということもありのどが鳴りました。
「ごくり」と(笑)
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さけあきんど
at 2008-09-15 06:31
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おはようございます。吉村さんのお酒は以前から気になっておりました。しかし、あまりにブランドが多く選べなかったのが正直なところ。参考にさせていただきます。
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taikomochi-otona at 2008-09-15 08:27
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taikomochi-otona at 2008-09-15 08:29
by taikomochi-otona
| 2008-09-13 21:20
| 清酒
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Comments(4)