2009/02/12 休肝日戯言。或いは「酒塚」
2009年 02月 12日
本日休肝日。
二月は出張の予定がなく、プライベートの旅行の計画はさらさらなく、つまらぬ。イベントとしては今週末、愚息のラグビー新人戦の応援に大阪から家人の一家が来静、拙宅に宿泊の予定。
◇ ◇ ◇
ところで、朝日新聞の静岡地域版に出ていた記事。沼津に日緬寺(にちめんじ)という寺があり、そこに国内で唯一確認されている「酒塚」がある。そして、この十四、十五の両日、同寺で「酒塚250周年祭」が行われるとのこと。
祭りでは、全国二百以上の醸造元から奉納された、千種を超える純米酒や吟醸酒がふるまわれるとの由。何とも素晴らしいことである。しかも、入場やお神酒は無料だという。行きたい気持ちが募るが、冒頭のような事情で叶わぬ。
酒塚は美作の人、飛山長左衛門が全国を行脚し建立したものだが、現存するのは全塚のうち、二十二箇所目にあたると謂われる日緬寺のみとのこと。もっとも、これも下田から移したものらしい。
その祈願するところは、「飲食物、殊に酒を以て生活を潤し、健全なる人生経営を樹つ可く、自己の篤く信仰する仏教の因果律に拠る和歌を刻石して酒塚を作らん」というもの。私にとってもこの意、なかなかに同意であるところ。 (C)2009 taikomochi
二月は出張の予定がなく、プライベートの旅行の計画はさらさらなく、つまらぬ。イベントとしては今週末、愚息のラグビー新人戦の応援に大阪から家人の一家が来静、拙宅に宿泊の予定。
◇ ◇ ◇
ところで、朝日新聞の静岡地域版に出ていた記事。沼津に日緬寺(にちめんじ)という寺があり、そこに国内で唯一確認されている「酒塚」がある。そして、この十四、十五の両日、同寺で「酒塚250周年祭」が行われるとのこと。
祭りでは、全国二百以上の醸造元から奉納された、千種を超える純米酒や吟醸酒がふるまわれるとの由。何とも素晴らしいことである。しかも、入場やお神酒は無料だという。行きたい気持ちが募るが、冒頭のような事情で叶わぬ。
酒塚は美作の人、飛山長左衛門が全国を行脚し建立したものだが、現存するのは全塚のうち、二十二箇所目にあたると謂われる日緬寺のみとのこと。もっとも、これも下田から移したものらしい。
その祈願するところは、「飲食物、殊に酒を以て生活を潤し、健全なる人生経営を樹つ可く、自己の篤く信仰する仏教の因果律に拠る和歌を刻石して酒塚を作らん」というもの。私にとってもこの意、なかなかに同意であるところ。 (C)2009 taikomochi
Commented
by
hawk89
at 2009-02-13 09:05
x
太鼓持さんのブログは
現代の酒塚ですね。
飛山長左衛門の偉業を教えていただき
ありがとうございました。
現代の酒塚ですね。
飛山長左衛門の偉業を教えていただき
ありがとうございました。
0
Commented
by
さけあきんど
at 2009-02-13 18:15
x
お世話になります。全く知りませんでした。酒屋として職を持ち、今の今まで知らないとは、究極の無知ですね。穴があったら・・・。私にとって、ここ何年かの大ニュースです。決して大袈裟ではありません。ありがとうごさ゛います。
Commented
by
taikomochi-otona at 2009-02-14 07:46
Commented
by
taikomochi-otona at 2009-02-14 07:54
さけあきんどさん、お役に立てて幸いです。
それにしても、私自身、このことには驚きました。
ご承知のように「播磨風土記」によれば、
飛山氏の出た美作は「うまさか(美酒)」の訛、
即ち「うまい酒のできる国」であるとされています。
無論正説ではないとは存じますが、
なかなかに今回の話、奥が深く。
それにしても、私自身、このことには驚きました。
ご承知のように「播磨風土記」によれば、
飛山氏の出た美作は「うまさか(美酒)」の訛、
即ち「うまい酒のできる国」であるとされています。
無論正説ではないとは存じますが、
なかなかに今回の話、奥が深く。
by taikomochi-otona
| 2009-02-12 23:28
| 雑
|
Comments(4)