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2009/04/07 Sogga pere et fils Miyamanishiki 2008 Sturm

2009/04/07 Sogga pere et fils Miyamanishiki 2008 Sturm_c0156212_21274675.jpg
毎朝、ひと駅前で電車を降りて歩く道すがら、気になる酒店がある。過日、たまたまそこの奥様が書くブログを発見、愛読していた。清酒の品揃えはなかなかのもので、これは一度お邪魔しなければならんと思っていた。

しかし、何せこちらが朝通る際には七時過ぎ、まだ開店には遠い時間。帰途はまた別の道を通るので、行くとなればわざわざだ。だからそれから暫く、訪問を実現できずにいた。

2009/04/07 Sogga pere et fils Miyamanishiki 2008 Sturm_c0156212_2135296.jpgそれを本日、思い立って仕事帰りに訪れた。店は静岡、鷹匠の「コメヤス酒店」さん。ご主人と奥様にさまざま試飲をさせていただいたのだが、私が知らない銘柄で、気に入るものがいくつもある。

今日ははその中から、晩酌に良さそうな一升(詳細は呑んだ際に)のほか、小布施ワイナリーで有名な小布施酒造が醸す、特別な酒を二本購う。これは、ブログで気になっていた酒である。

小布施ワイナリーって、清酒蔵の小布施酒造がやっていたのね。しかし、今はどちらかといえばワインが主のようで、今回求めた酒にも「ワインメーカーが趣味的に極少量作り上げる、『採算を無視した酒』」との記載が。

本日いただいたのは、二種類求めたうちの「Sogga pere et fils Miyamanishiki 2008 Sturm」。この酒の製造は、昨季限りとの話もあるのだ。

発酵途中のタンク内の醪(もろみ)をイメージしてボトリングされたこの酒、清酒(てゆうか、濁酒だけど)とは思えない様子。だいいちボトルはシャンパンのものだし、栓は王冠だ。

グラスに注ぐと、酒がまるで発酵中(実際にそうか)のように、壊れない泡がグラスに積もる。その泡に閉じ込められた炭酸が、呑むと気持ち良くシュワシュワするのがたいそう心地良い。

味覚的にも、スプマンテを髣髴とさせる。甘味がそこそこあるが、炭酸の発泡による辛味効果で相殺され、しかし両方の味の美味しさがグッと来る。口当たりはいいし、旨味はワインどころぢゃないし、これは呑める。

本来焼酎を合わせた方が、という酒肴だったが、この酒にはちょうど良かった。カレー風味のものやコチジャンで食べるもの、そういったクセのある食べ物に最高に合った。本当に美味しいわ、これ。 (C)2009 taikomochi
by taikomochi-otona | 2009-04-07 21:37 | 清酒 | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona