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2009/05/02 旭若松 純米無濾過生原酒 おり酒

2009/05/02 旭若松 純米無濾過生原酒 おり酒_c0156212_7353438.jpg
この酒をいただくのは二シーズン振り。二年前にH18BYをいただいたが、それはタンク四本で僅か一升瓶十四本採れただけの、そのうちの一本であったと、過去日記に書いている。

私はいただかなかったと記憶するが、昨年度も十四本とのこと。「旭若松」の徳島、那賀酒造には木槽の搾り機しかなく、しかもとても丁寧に醪袋を積んでいくので、おり酒がたくさんは採れないのだという。

それが今年度H20BYでは、六十本になった。その理由がふるっていて、徳島の酒販店「おおさかや」さんが搾りを手伝ったら、袋から派手に漏れてしまったからだとのこと。

蔵にとっては迷惑な話だが、売り手にとっては怪我の功名か。しかしながら案の定というか、「搾りのお手伝いはこれっきりにしてね」とおおさかやさん、蔵元からいわれてしまったそうである。
2009/05/02 旭若松 純米無濾過生原酒 おり酒_c0156212_7354884.jpg
まずは綺麗に分離している上澄みをいただき、その後、よく振って濁酒として呑む。前者は旭若松の一般的な酒に似て、濃い米のエキスを感じさせる旨味。甘、酸、苦が一体となった美味しさ。

そして後者は、予想通りそれを濃厚にしたとっぷりした美味しさ。色から想像される甘さは控えめで、味わいは濃いのに結構キリッとしていてキレる。

杯を置くことがなかなか叶わない。今宵は冷やで通して、ぬる燗につけていただく楽しみは次回に取っておく。酒肴はまたまた鰹。この季節、全くの鰹食いである。 (C)2009 taikomochi
Commented by さけあきんど at 2009-05-04 08:16 x
おはようございます。御無沙汰をしてしまいました。言い訳をすれば、毎日拝見させて頂いているものの、コメントをさぼっておりました。御無礼をお許しください。
今回のクールのお酒は個性際立つものですね。旭若松のおり酒は私にとってはまさに「幻の酒」です。いいな、いいな、という感想しか浮かびません。
Commented by taikomochi-otona at 2009-05-05 07:20
さけあきんどさん、おはようございます。
お気遣いいただき、ありがとうございます。
このところ、コメントをいただくことが全般に少なく、
寂しく感じているところでございました。(^^ゞ

この酒、本当に仰るようなレアものですが、
ぜひご機会を得られて呑んでみていただきたいです。
損はしませんですよ。請合います。(~_~)
by taikomochi-otona | 2009-05-02 23:00 | 清酒 | Comments(2)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona