2011/04/01 わかむすめ 純米あらばしり 無濾過生原酒
2011年 04月 01日
ここは「日本一小さな酒蔵」を自称しており、従業員は夫婦二名だけ。生産量も百石(一升瓶換算一万本)に満たないという。
しかし、平成19年3月には小仕込み用のタンクを設けて、四季醸造蔵へと改装している。それによって毎月二回新酒が出るペースで日本酒を造っているというのは、大したものである。
本日いただいた酒は、幻の米「穀良都(こくりょうみやこ)」を母方に、山田錦を親とする「西海222号」を父方として交配、選抜した山口県独自の酒米、「西都の雫」を用いたもの。搾ったまま、割水も火入れもしていない、無濾過の原酒。
味わいは米のネクターのごとく濃厚で、甘酸っぱい。その点、徳島のワタクシお気に入り「旭若松」に通じるが、わかむすめの方がとっつきやすいか。
ぬる燗にもつけてみたがそれでも、味が濃いのに呑み口、後味がさっぱりしているところ、なかなかだ。旭若松の方が尖がり具合では上だろうが、多くの人が美味しいと感じるバランス感は、わかむすめが上か。
それにつけても、極小の蔵が手間暇をかけて丁寧に造った、という特長が良く感じられる酒だ。贔屓にしたい酒質である。
酒肴は伊豆、城ヶ崎産しまあじ刺身。鰤子の炊いたん。漬物は新漬の阿蘇高菜で、「青高菜」と呼ばれるもの。中洲のママが阿蘇の母君に依頼してくれ、母君からお手製を送っていただいた。
1.8キロ! 夫婦二人なんで、お裾分けさせていただきます。ありがとうございました。ところでママ、お母さん、伝票にママの福岡の住所電話番号書いてるで。思いがけず知ってしもた。 (C)2011 taikomochi
お久しぶりです
旭若松を醸す蔵元さんは45石、先日購入した銘柄の明石の蔵元さんは50石の造り
100石だと自称最小蔵ですね(笑)
旭若松を醸す蔵元さんは45石、先日購入した銘柄の明石の蔵元さんは50石の造り
100石だと自称最小蔵ですね(笑)
0
Commented
by
taikomochi-otona at 2011-04-03 07:22
タンタンさんさん、どうもご無沙汰です。
百石に「満たない」というので正確な石高は分かりませんが、
確かにいくら小仕込みとはいえ、四季醸造ではそれなりなのではと。
御嬢さんが戻られて家族三人になった那賀酒造さんより、
従業員はひとり少ないかもしれませんが。。。
百石に「満たない」というので正確な石高は分かりませんが、
確かにいくら小仕込みとはいえ、四季醸造ではそれなりなのではと。
御嬢さんが戻られて家族三人になった那賀酒造さんより、
従業員はひとり少ないかもしれませんが。。。
by taikomochi-otona
| 2011-04-01 23:00
| 清酒
|
Comments(2)