人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2011/11/26 古々雫

広州から昨日、無事に帰国した。成田からNEX、新幹線と乗り継いで、夜の早い時間に帰宅することができた。当日の晩酌にはさすがに燗酒が呑みたくて、「大黒正宗」をいただく。

それにしても改めて思うのは、出張は仕事であって、観光旅行とは訳が違うという事実だ。当たり前のことなんだが、今更ながらに思い知る。

着いた翌日の午前こそモーターショーに時間を割いたが、その午後、翌日の午前午後とも、びっしりと訪問スケジュールが組まれている。

ようやく帰国前日の夕刻になって時間がとれ、繁華街を一時間ほど歩き、陽の暮れた広州タワーに登った。それが精いっぱい。

結局、広州の街の姿はほとんど分からず仕舞いのまま、後にせざるを得なかった。仕事で行っているのだからしょうがないのだが、せっかくなのにもったいないという感はぬぐいきれない。

思えば福岡への出張も年に数度、今までに十数回に及ぶのだが、ゆっくりと街を散策したことなどない。こんなものなのか。

もちろん広州でも福岡でも、食事については普段とは違う、とても豪勢なものをいただいている。その意味では仕事とはいえ、大きな役得はあるのだが。
2011/11/26 古々雫_c0156212_091344.jpg
今宵はキムチチゲとして、いただきのもの焼酎の四合瓶を開ける。「宝山」で高名な鹿児島の西酒造が、「薩摩宝山」シリーズのひとつとして今年新発売した酒。

「古々雫」と書いて、というかそれを重ねて一字のように表記して「ここだ」と読ませる。飲食店向け専用商品と聞くが、縁あって頂戴した。
2011/11/26 古々雫_c0156212_093066.jpg
国内産米を100%使用して、手作業で黒麹を造る。甕壺で丁寧にもろみをたて、黄金千貫を原料に、古くから伝わる木桶蒸留で仕上げている。たしかに上品できれいな酒である。 (C)2011 taikomochi
by taikomochi-otona | 2011-11-26 23:59 | 焼酎・泡盛 | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona