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2012/02/27 作 prototype-201202 直汲み純米原酒 瓶火入れ

2012/02/27 作 prototype-201202 直汲み純米原酒 瓶火入れ_c0156212_83910100.jpg
「作」は「ざく」と読み、三重県鈴鹿市の清水醸造が醸す酒である。当日記にも何度か登場しており、例えばここ。その蔵がこのように "prototype-201202" という異形のラベルの酒を出してきた。

昨夜の「玉川 手つけず原酒」ではないが、こちらもシリーズ第三弾。酒米が異なっていて、第一弾の「みえのゆめ」、第二弾の「山田錦」に続く第三弾では「キヌヒカリ」を用いている。

蔵元によると、この酒は「新しい挑戦」との由。「従来とは異なる製法に挑戦した商品で、私たちのお酒に対してご理解いただき、さまざまなご意見ご感想をいただける酒販店様にだけご紹介させていただきした」という。

例外を除き、出荷する酒はすべて火入れというのがこの蔵の特徴、というか偏屈なところ。火入れの安定感ある味わいに、新酒のしぼりたてのようなフレッシュ感を詰め込むことを意図しての挑戦が、この酒となった。

搾った酒をタンクに移すにあたっても、従来のポンプでは圧力が強すぎて炭酸ガスが弱くなるという理由から、インバーターを導入して圧力をコントロール。お酒をしずかに送るよう調整したという。

その意図通りとてもフレッシュ感があって、生酒特有の艶めかしい香味が、この火入れの酒からは確かに受け取られる。ただ、ガスはあまり感じられなかったけれども。

今宵は冷やで通したが、燗につけても美味しそう。抜栓後して空気に触れた次回以降の呑み、どんな感じになっているか、それも楽しみである。 (C)2012 taikomochi
by taikomochi-otona | 2012-02-27 23:00 | 清酒 | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona