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2012/05/14 「くりた」を贔屓にして

最近よく行く静岡市内の和食店は、鷹匠の「板前てんぷら 成生」と、常磐公園脇の「日本料理 くりた」。今宵もこよいとて、二月三月に続けて、早くも今年三度目となるくりた。

どこが気に入っているのか、つらつらと考えてみた。もちろん料理が美味しく、その構成が良いことが一番だ。しかしながら、それだけでは他にも並ぶ店はある。

くりたは空気が良い。飾り気がなく明るい、静謐な店内は、舞台装置として好みだ。カウンターは席数が少なく(六席だったか)、座って落ち着く。

京都で修業された親方は(同じ系列で東京の店にも行かれているが)、ご出身は県内だが、妙に京都っぽい雰囲気を醸し出されている。京都弁という訳でもないのに、受け答えが京都っぽい。失礼かもしれないが、それも要因として大きい。

ここにいると、なんだか京、御幸町(ごこうまち)辺りで食事をしているような錯覚に陥る。かつて京都に住んでいた者にとって、なかなか得難い錯覚だ。
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というわけで、鴨の柳川など美味なる料理に酒をいただき、大変満足して外に出ると、「別雷(わけいかずち)神社」ではお祭りだ。京都の「賀茂別雷神社」といえば「上賀茂神社」のことであるが、何だか京都繋がりの夜で気分が高揚する。
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その後二店はしごして、カクテルやモルトをいただく。そのうちでは、特別に呑ませてもらった「ハイランド・パーク」の28年物がすこぶる美味しかった。 (C)2012 taikomochi
by taikomochi-otona | 2012-05-14 23:59 | 外呑み | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona