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2012/12/11 浮月楼

本日、静岡市内紺屋町の料亭、「浮月楼」にて会合あり、その後大勢にて宴席。このような場所に行くのは稀なことにて、浮月楼も数年振りである。

江戸時代には代官屋敷であったが、大政奉還後、最後の将軍徳川慶喜が移り住み、作庭した庭が見事である。以後、慶喜は二十年にわたってここに住まった。

現在、静岡を代表する料亭である。その見事な庭の池に掛かる、両端を行燈で照らされた瀟洒な小橋を渡って離れに赴くも、まことに粋である。

しかし、震えながら到着し、中に入ってほっとしているところ、また外に出なくてはならないのは、この季節には寒すぎる。粋と利便、なかなか両立しない好例かな。

料理は美味しい。しかし、そこそこ美味しい止まりなのは、大勢へ一度に供さねばならぬ業態の宿命か。ここにも両立の難しさが顔を出すのであった。 (C)2012 taikomochi
by taikomochi-otona | 2012-12-11 23:59 | 外呑み | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona