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2014/05/06 ラ・シャペル・デスキュラック 2006

ホテルへ泊まることが主目的だったような、一泊二日の東京旅行から戻った。そもそも東京は永らく住んでいた場所であり、また静岡からは一時間。旅行というには語弊がある。

逆にいえば、観光にあちらこちら行く必要がない、ホーム的な心地よさがある。馴染みの街、行きなれた店を巡って、緊張感なく過ごせるのであった。

さて夕刻帰宅し、これから夕餉の仕度をするのでは休暇としては片手落ち。ということで、できあいで済ませる。即ち、帝国ホテルの「ガルガンチュワ」で求めてきた「仔牛と野菜のシチュー ミラノ風」、それにホテルパン。

ガルガンチュワのパン、亡父が大層好んでいた。父の定宿は近くの「第一ホテル」であったが、わざわざ帝国ホテルに寄ってパンを買って帰ったらしい。

私どもが東京に住んでいた時、家人が丸の内や日比谷や劇場に、亡父のお供することがあった(もちろんワタクシが仕事に勤しんでいる時間である)。その際にも求めていた、と家人から聞く。
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とまれそんな料理なので、宅呑みには珍しく赤ワインをいただく。赤ワインも一応は半ダースほど、二千円前後のものを置いている。今宵は「ラ・シャペル・デスキュラック 2006」。

フランスボルドー、メドックA.O.C.のシャトー・デスキュラック。価格の割にはなかなか本格的だ。ミルキーでビター。繊細なタンニンが、このクラス以上の格調を感じさせる。
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帝国ホテルのシチューはさすがである。しっかり味が浸み込んでいるのに、全くくどくならずに上品な味にまとまっている。とても家庭ではこの味は出せない、と舌を巻くのであった。

明日は休肝日とする所存。そして明後日木曜日からは、一泊で福岡出張。西へ東へ、漂泊の日々はまだ続く。 (C)2014 taikomochi
by taikomochi-otona | 2014-05-06 23:00 | ワイン | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


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