人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2014/09/26 銀座「ヴァン・ド・レーヴ」から「酒仙堂」

2014/09/26 銀座「ヴァン・ド・レーヴ」から「酒仙堂」_c0156212_14425179.jpg
週末金曜、東京へ出張。仕事を終えて夜は銀座一丁目、宝町駅最寄りの「ヴァン・ド・レーヴ(Vin de Reve)」へ初訪店。昭和通りから入った脇道にひっそり佇む、落ち着いた店である。

「レストランの様な料理へのこだわりと、 ビストロの様な気軽に入れる店舗という、 双方の良い部分を併せ持ったお店」を標榜する。そのとおり、料理は凝っていて、ワインの品揃えはハイグレード。

ただ、だからこそ昨今流行りのガブ呑み系の店とは異なり、一流の品質のワインには、それなりのお値段が伴うのである。ボトルのボリュームゾーンは、軽く諭吉台とみる。
2014/09/26 銀座「ヴァン・ド・レーヴ」から「酒仙堂」_c0156212_14425564.jpg
2014/09/26 銀座「ヴァン・ド・レーヴ」から「酒仙堂」_c0156212_14425713.jpg
アラカルトで注文する。「玉葱のタルト、生ハムサラダ添え」「フォアグラ餃子トリュフ風味」など、手間が掛かっている風で、珍しくも良い味だ。

ここまではシャルドネの白で通していたが、銘柄失念のそれ、さすがの香味。安ワインでは決して味わえない、豊富なミネラルの複雑な美味しさ。思わず唸ったのであった。

これが空いて、メインの、レモン果汁であっさりいただく牛タングリルに合わせる赤を選んでもらった。白でもいいのだが、敢えて赤を。そして、選ばれたそれがなんと「ジゴンダス」。
2014/09/26 銀座「ヴァン・ド・レーヴ」から「酒仙堂」_c0156212_1443185.jpg
タンにジゴンダスとは、と驚いた。真逆のような気がして。ところが、これが良いのである。タンについたグリルの焦げ臭に、ジゴンダスの重み、渋みがぴったりハマる。プロのチョイスだなあ、と感心した。

「夢のワイン」という店名通り、ワインを本格的に楽しむには素晴らしい店。ただ、もちろんそれはコンセプトの問題であり、良いのであるが、値段からも雰囲気からも気軽というには遠い。

そして、一般に大枚ハタク時というのはハレっぽいのであって、それに合わせた華やかさが欲しかったりする。求道的ともいえるこの店、その意味では狙いはドコかなとは思う。

マニア向けかなあ。それともお子チャマ客嫌い向け。おお、後者だったらオレにも当てはまるわ。お会計はやっぱり、ワイン代が料理を遥かに上回り。

2014/09/26 銀座「ヴァン・ド・レーヴ」から「酒仙堂」_c0156212_1443456.jpg
その後、お馴染み「酒仙堂」に寄る。久々にトライアスロンに出場される直前のマスター、お顔が引き締まって凛々しい。嫌がるかな、こういうコト書くと。

シャンパーニュと巨峰のカクテルからはじめて、素晴らしいモルト。この写真のやつ、ワタクシの好みのツボど真ん中。バーボン樽熟成とは思えない、爽やかながら奥の深い旨味。
2014/09/26 銀座「ヴァン・ド・レーヴ」から「酒仙堂」_c0156212_1443774.jpg
いつものように、最後は「ウンダーベルグ」で締める。この夜、ワインは一本に全く足りない量、そしてバーで三杯だけというに、妙に酔ってしまう。珍しく紀尾井町にとったホテルへは、タクシーで帰ることに。 (C)2014 taikomochi
by taikomochi-otona | 2014-09-27 23:59 | 旅・出張呑み | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona