2014/09/26 銀座「ヴァン・ド・レーヴ」から「酒仙堂」
2014年 09月 27日
「レストランの様な料理へのこだわりと、 ビストロの様な気軽に入れる店舗という、 双方の良い部分を併せ持ったお店」を標榜する。そのとおり、料理は凝っていて、ワインの品揃えはハイグレード。
ただ、だからこそ昨今流行りのガブ呑み系の店とは異なり、一流の品質のワインには、それなりのお値段が伴うのである。ボトルのボリュームゾーンは、軽く諭吉台とみる。
ここまではシャルドネの白で通していたが、銘柄失念のそれ、さすがの香味。安ワインでは決して味わえない、豊富なミネラルの複雑な美味しさ。思わず唸ったのであった。
これが空いて、メインの、レモン果汁であっさりいただく牛タングリルに合わせる赤を選んでもらった。白でもいいのだが、敢えて赤を。そして、選ばれたそれがなんと「ジゴンダス」。
「夢のワイン」という店名通り、ワインを本格的に楽しむには素晴らしい店。ただ、もちろんそれはコンセプトの問題であり、良いのであるが、値段からも雰囲気からも気軽というには遠い。
そして、一般に大枚ハタク時というのはハレっぽいのであって、それに合わせた華やかさが欲しかったりする。求道的ともいえるこの店、その意味では狙いはドコかなとは思う。
マニア向けかなあ。それともお子チャマ客嫌い向け。おお、後者だったらオレにも当てはまるわ。お会計はやっぱり、ワイン代が料理を遥かに上回り。
シャンパーニュと巨峰のカクテルからはじめて、素晴らしいモルト。この写真のやつ、ワタクシの好みのツボど真ん中。バーボン樽熟成とは思えない、爽やかながら奥の深い旨味。
by taikomochi-otona
| 2014-09-27 23:59
| 旅・出張呑み
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