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2016/01/01 「蒲郡クラシックホテル」のディナー

年末年始の旅行はいつも三泊である。年が改まって元日を迎えた今日、下呂温泉の「みやこ」では朝風呂へ入り、豪華なお節の朝食に、屠蘇だけではもの足りず、燗酒も少しいただいた。

下呂駅から特急「ひだ」で名古屋。構内で昼食を食べても少し時間があったので、名古屋の駅近くを歩いて散策。それから東海道線で蒲郡、「蒲郡クラシックホテル」にチェックイン。

ここはもともと、「蒲郡プリンスホテル」だったのであった。四年前、ビジネスホテルチェーンを基に業容を拡大させている、静岡の株式会社呉竹荘へ経営が移った。

そのもうひとつ前は地場の「蒲郡ホテル」で、実はその時代にも泊まったことがある。今回は、プリンスとしての経営が終わるのを聞いて駆けつけた四年前以来の利用。これで三代全部を経験することになった。

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経営が変わったことへのワタクシどもの不安があってか、メインダイニングでのディナーはややぎこちなく始まった。正直、さまざまな違和感も感じていたのである。

用意がなければジャケットどころか靴まで貸してくれた(どちらも借りたことはないけれど)ドレスコードは、なくなっていた。今回、ワタクシはジャケットをわざわざ宅配で別送していたのである。

お子様ご遠慮もなくなって、子供連れのご家族が見受けられた。みんな行儀よくしていたし、正月ということもあり、どちらかといえばそれは微笑ましいものだったが。
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料理は以前通りの印象だ。聞くと料理長は変わっていないとのこと。そして当初感じたぎこちなさは、こちらに気付いたのか、プリンス時代から見知ったスタッフが席についてくれたことで解消されたのだった。

馴染んだサービス、的確なワインの説明。経営が変わるということは、こちらとしても、築き上げてきた馴染感が消える不安がある訳だ。それが継続して(会社を移籍して)勤めてくれているスタッフで解消されるのは、ホントありがたい。

ワインは最初、グラスで白のサービスがあった。実はチェックイン後に、「一休」のプレミアムで白泡を一人ハーフ一本ずつ、つまり三本ももらって呑んでいた。そんなこともあり、三人でフルボトル二本で収まった。
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白はアルザスの「ゲベルツトラミネール」、赤はラングドック。赤が凄いワインで、ジビエなんかにぴったりだろうと思わせた。即ち、血の味に合うワインだ。肉料理が終わっても少し余っていたので、チーズを選んでもらって、ワインとともにいただいた。

食事のあとは向かいのバー。こじんまりしたバーには、以前から専任のバーテンダーはいない。レストランのスタッフが、客のいる間は入って対応してくれる。

それがテーブルについてくれたマネージャーだったので、話の続きでずっと会話しっぱなし。この数年のこと、今のことなど、さまざまうかがった。

それを聞いてしまうと、これからも応援しないとしょうがないわ、このホテル。いやホテルというよりも、移籍した古参スタッフたちを。 (C)2016 taikomochi
by taikomochi-otona | 2016-01-01 23:59 | 旅・出張呑み | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona