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2020/06/29 蟇目

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芋焼酎の一升瓶、今宵新しい一本の口を切り、宅呑み晩酌に供した。鹿児島県、さつま無双株式会社の「蟇目(ひきめ)」という酒である。

因みに蟇目の意味だが、鏑矢(かぶらや)はご存じだろう。矢の先端に何やら付いた奴である。その中でも一般に、鏃(矢じり)があるものを鏑矢、鏃がなく射ると音響を発するものを蟇目矢と呼ぶという。

蟇目矢の先に付く木製のもの(即ち鏑)は、音を出す仕掛けとして中を空洞にして数個の穴を開けてある。蟇目と呼ぶのは音が出る「響目(ひびきめ)」から、または穴が蟇蛙(ひきがえる)の目に見えるからだという。
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ハナシが逸れた、焼酎蟇目である。その名、荒く漉いた和紙に捻った墨文字、そしてさつま無双と聞いて即「ギルドか」と思った方は、本格焼酎を相当呑み慣れている。十年近く前に初めて呑んだワタクシもそう思った。

ネットではギルド系ではないという記事があり、またギルド系として掲載する酒販店ありで、よう分からん。まあどうでよいことだが。ギルドにご興味のある方は「酒職人ギルド」でググられてみよ。

宅で買って呑むのは、本日記を繰ってみる限り四年振りだ。「寿々半」でのどうまん蟹といい、四年振りに縁のあるこの頃。延期されなければ(中止か。だと一層良いが)間もなく始まるはずだったオリンピックの因縁か。
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宅呑みとはいえ、家人の配慮で本日も酒肴は充実している。帆立貝柱松笠焼、とうもろこしのすり流しは温で、昨日に続いて「甘々娘(かんかんむすめ)」。おくらと納豆のネバネバ、そして主菜は豚肉である。 (C)2020 taikomochi

by taikomochi-otona | 2020-06-29 23:00 | 焼酎・泡盛 | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona