人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2020/09/28 週明け宅呑み「尾鈴山 山猿」

月曜出勤。先週が連休のため三日間だったから、今週は先がとても永く感じる。果てしないくらい。勤めてもうン十年になるが、こういうリーマン感覚は今でも抜けない。最後までそうなんだろうな。

宅呑み晩酌は家人手製の酒肴三品に、宮崎県は黒木本店の別蔵、株式会社尾鈴山蒸留所の「尾鈴山 山猿」。新たに一升瓶を開栓した。拙宅では準定番の麦焼酎であり、本日記にもたびたび登場している良酒である。
2020/09/28 週明け宅呑み「尾鈴山 山猿」_c0156212_12012022.jpg
まずは鮪の赤身をヅケにして、胡麻をまぶした一品。湿ったことで胡麻の香りが抜けてしまったと家人が嘆くので、胡麻は手塩皿に別盛りとして、食べる際に付けるようにしたらと提案する。

ただ、見た目は圧倒的に予めまぶした方が上だろう。どちらをとるか。まあ普通に考えて、予めまぶした方だろうな。たとえ湿らなくても、胡麻の香りは煎り立てからどんどん飛んでいくだろうし。
2020/09/28 週明け宅呑み「尾鈴山 山猿」_c0156212_12012510.jpg
里芋と蛸の炊いたん。煮物を「炊いたん」というのは関西、とりわけ京都の言葉だが、夫婦ともに同志社出身で家人は大阪が実家。ワタクシも酒を覚えたのが大学時代とで、拙宅では炊いたんを普通に用いている。

蛸は細いところが好きで、こういう料理では先っぽばかり食べてしまう。そういえば烏賊もゲソが好きだ。履物の下足が略されゲソとなり、足の意味に転じたものだが、烏賊のゲソはもともと鮨屋の隠語だ。

一般に専門業種には、そこの世界でのみ使われる隠語があって、鮨の世界でもこれが多いのはご存じの通り。ただ、客がそれを用いるのはワタクシとしては美しい所作に思えず、好かないのである。

よって、ワタクシ自身は酢飯を「しゃり」とは言わないし、生姜も醤油もお茶もそのまま言うようにしている。ただ「烏賊の足をください」とはよう言わんな。あれはやっぱりゲソだ。

因みに蛸の場合、わざわざ「蛸のゲソ」とは言わない。身のような部分も足の根元である。同じ足の中での太い部分か、先端の細い部分かの違いである。つまり食べるところが全部足なので、ゲソと言う必然がない。
2020/09/28 週明け宅呑み「尾鈴山 山猿」_c0156212_12012975.jpg
メインは北海道産のサーロインステーキ。近所に業務用食肉卸会社があるが、可哀想にコロナ禍で料飲店関係の売り上げが減っているのだろう、直売バーゲンをそこの事務所で結構頻繁にやっている。

こちらとしてはお買い得で有難いが、なんとかこのたびの困難を乗り越えてほしいと願うばかりだ。脂身がとても美味しく、やっぱりステーキはフィレよりもサーロインだよなあ、と思わせる肉である。 (C)2020 taikomochi

Commented by 淡雪うさぎ at 2020-09-30 23:41 x
酒を覚えられたのが大学生の時と言う事で、さすが真面目ですね。私は不良なので、高校の頃イギリスに1年間留学中に覚えました。とは言え、イギリスでは18歳から飲酒可能なので、郷に入りては郷に従ったまでですが。
Commented by taikomochi-otona at 2020-10-02 10:01
ははは、覚えたのがそれくらい。知ったのはもっと前です。
by taikomochi-otona | 2020-09-28 23:00 | 焼酎・泡盛 | Comments(2)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona