2020/10/23 名古屋のホテルで
2020年 10月 23日
木曜金曜と名古屋に出張した。「Go To」のお陰で名駅構内の豪華なホテルに泊まれたものの、宴席はなく、またこちらから同地の知人を呼び出して食事をともにするのは、未だ憚れるのであった。
独り馴染みの円頓寺あたりに繰り出し、焼鳥で独酌も考えたが、生憎この夜は雨になることが予報されていて面倒臭い。そして手元には例の「地域共通クーポン」が、なんと4千円分もあるのだった。
ところが「一休」を通じてホテルをとったら、電子クーポンしか出なくて、これがまた使える店が極めて限られるのだった。ただホテル内は使えるので、館内の料理店を覗く。しかし満席だと、あっけなく門前払いを食らう。
ホテルは賑わっている。おおよそ満室に近いのではないか。同じコロナ下でも、数か月前とは様変わりだ。電子クーポンはルームサービスでも使えるので、ならば部屋に籠もるかとメニューを開く。
すると最も安い夕食がハンバーガーのセットで、3千6百円もする。それ以外には、4千円分のクーポンに収まるものはない。馬鹿ばかしい。もちろんドリンクも必要だが、こちらはワイン一本でクーポンを超えてしまう。
もちろん館内の割烹のカウンターに腰掛けたりすれば、クーポンに諭吉を足すくらいは必定だ。しかしそれは、部屋で食べるのとは違うハナシである。独り部屋で食うのに、そんなに金を使う気にはならない。
しかし電子クーポン、デパートどころか主要なコンビニでさえ使えない。隣の「ジェイアール名古屋タカシマヤ」の地下ならば、4千円でそれなりの弁当が求められるだろうに、実に使い勝手が悪いものだ。
仕方がないので、近場のコンビニで唯一電子クーポンを受け入れる「ベルマート キヨスク」に赴いた。そこでサンドウィッチやつまみ、チリ産白ワインのフルボトルを買う、てかクーポンと交換したのである。
合計1千6百円余り、クーポンは千円単位でお釣りが出ない。親切なレジスタッフが「あと少し、何か買われたらいかがですか」と言うので、お言葉に甘えてもう少し買った。11円オーバーしたので、それはスイカで払った。
まだ2千円分の電子クーポンが残っていたが、遊びに来ているわけではないので使う場所がない。しょうがないので翌日の帰途、名駅の土産物店で「赤福」と「板角」の「ゆかり」を買い求めて、家人への土産とした。
繰り返すが、「赤福」と「板角」である。名古屋出張でこれらを土産に求める日が来ようとは、つゆ思わなかった。それにしても不思議な世だ。夕食と土産が税金から拠出されるとは、まこと変な時代に生きているものだ。
写真は本日、帰宅しての晩酌。家人は面白い奴で、深層心理がすぐ行為に出る。ワタクシが名古屋に出張した晩の酒肴が鶏のつくねとは、とても分かりやすいではないか。てか、下手したらカブるやろが。 (C)2020 taikomochi
by taikomochi-otona
| 2020-10-23 23:00
| 旅・出張呑み
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