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2021/08/27 気が付けば隣りに

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先月頃までは、この長く続くコロナ禍にあっても、ひたひたと迫り来る足音は聞こえるものの姿を見ることはない、という感じであった。しかし、盆明けから気が付くと隣りに座っている、というほどの身近さとなっている。

職場にも陽性者が出だしている。事業所をクローズしたり、そこの同僚がPCR検査を受けたり。本来、保健所が感染ルートの調査や濃厚接触者の指定をするはずが、それどころではないのだろう、何の指示連絡もない。

幸い、今のところ単発でクラスターは発生していないが、中小企業には大きな痛手である。零細の会社に二三人出たら潰れるんじゃないだろうか。対応できずにそのまままにして、クラスターになってしまったり。


一方で、市中の緊張は弛んでいる。先日は、通っている医院にマスクを付けない老婦人が来院した。受付の者が指摘したら「ああ」とバッグを探るのだが、その間ずっと周りに聞こえるほどの声量で一人しゃべるのだ。

「ちゃんと持ってきたのだけれどねえ」「おかしいねえ、無いわねえ」「いやんなっちゃうわねえ」。いやんなっちゃうのは、居合わせるこちらである。結局無くって、50円で医院から買っていたわ。

たまに行く、80がらみの老夫婦がやっている、揚げ物系のボロボロの定食屋。昨日行ったら先客が一人、食べ終わって親父と談笑している。二人ともにマスクなし。客はお茶を飲みのみだから、まあしょうがないが。

先客が帰って、こちらは一人。話し好きの親父がランチを出し終わって、いつものように話しかけてくる。「さっきのお客さん、初めてだけど気持ちのいい人だねえ」「最近は話しかけてくるな、って感じの客も多いからね」。

思わず「それは親父がマスク付けてないからじゃねえか」と突っ込んでやったら、単に外したまま忘れていたようで、「いけね」という感じで付けていた。80歳前後のマスターなので、なんか可哀想な気がしてしまったが。


まあそんな感じの日々である。今週の業務は終了。真っ直ぐに帰って、宅呑みは麦焼酎「潤の醇」で始め、その一升瓶が空いたので、同じく麦の「薩州 呂布」の口を切って続けた。 (C)2021 taikomochi

by taikomochi-otona | 2021-08-27 23:00 | 焼酎・泡盛 | Comments(0)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


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