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2007/12/08 黒牛 純米しぼりたて 生原酒

2007/12/08 黒牛 純米しぼりたて 生原酒_c0156212_2071423.jpg拙宅でいただく今シーズンの新酒第一弾は、「黒牛」の純米生原酒。この十二月から年明け三月の間だけ出荷される、季節限定品である。

清酒には地域や蔵元によってそれぞれの個性があるが、黒牛ってのは、私の中では「迫力」を感じさせるブランドだ。ちょいとコワモテ。だからこそ、その新酒にはゾクゾクする期待感がある。

そして、実際いただいての香味は、その期待にそぐわないものだ。新酒らしく、そして黒牛らしくかなり荒々しい香味ではあるが、その実まとまり感もある。

濃ゆい旨みには思わず唸ってしまうが、強めで上質の酸味が要所を締める。それがさっぱり感を生んでおり、さらには喉越しの良さを感じさせる。

こういう酸味系の酒には燗が良いと経験的に知っているので、しぼりたてであることを苦にもせず、ぬる感につける。やはりこれが相当良い。酸味の角が取れて、より一層進むようになった。

さすが、良い酒だ。酒肴も数の子やたたき牛蒡など、ちょいと正月には早いが、その「お節」を髣髴とさせる私の大好きなもの。今宵の晩酌は満足度上々。 (C)2007 taikomochi
Commented by konemiu at 2007-12-09 20:22
久しく「黒牛」を呑んでません。
しか~し、呑みたくなりました~~~ん(笑)
Commented by taikomochi-otona at 2007-12-09 20:29
konemiuさん。
黒牛は、やはり、独自の世界をもつ蔵のひとつでしょうと思いますよ。
しかも、昨今それが迎合しない方向において、ますます磨きがかかっていると思われます。

そういう意味で、ここの新酒しぼりたてというのは面白いですね。蔵の個性と新酒というのが、とてもマッチしていると感じられます。とても美味しくただきました。
by taikomochi-otona | 2007-12-08 23:00 | 清酒 | Comments(2)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona