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2008/02/03 寒中「豊永蔵 常圧蒸留」の割り水燗

東京は雪が積もったが、静岡は雨だ。東京や横浜、名古屋で雪が降っても、静岡では雪にならない。雨である。静岡で雪が降れば椿事だ。ましてや積もったりしたら、都市機能が完全に麻痺しよう。

氷雨とて、家人とともに家に篭る。大変珍しいことに、愚息も部活がなくて家に居る。終日愚息が家に居るのは、冬休み以来ではないだろうか。多分、何かの試験が近いのだろう。

高校一年でラグビー部の愚息であるが、県の新人戦、前半のリーグ戦が終わって一敗で二位通過。ABに分かれたリーグの上位2チームが出場できる決勝トーナメントに、無事出場である。

因みに、その唯一の黒星をつけたのは私の母校だ。こちらは本日リーグ最終戦を勝利し、全勝で一位通過である。但し、優勝候補は別のリーグにおり、こちらも余裕で全勝だった。

新人戦とはいえ、愚息は昨年末に足の指を骨折しているので、登録メンバーに入っていない。もっとも、体調万全でも、一年でフォワードの愚息が試合に出られるかどうかは、甚だ怪しい。

バックスは何人か一年が出ているが、フォワードはほぼ二年での構成である。何といっても愚息の年頃の時期、一年で体の出来が相当違う。ラグビーのフォワードは体格に拠る部分が大きい。

そうは言いつつ、私の同級生の子息は一年で100kgの体重を誇り、立派に母校の先発メンバーである。親は背は高いが痩せているのに、不思議。こんなのがいるので、愚息の学校は私の母校に勝てないのだ。
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余談が長くなったが、そういう訳で、食事は昼も夜も家にあるもので済ませた。夜は、正月に家人の実家から大量にいただいた寒鰤を切り身にして冷凍していたのを、鰤大根にする。

酒は球磨の米焼酎「豊永蔵 常圧蒸留」を持ってきたが、いつもなら温かくといえばお湯割りにするところ、思い立って割り水燗にしてみた。この酒は燗が格別、とブログ仲間の「こねくろ」氏が仰っていたので。

ちょいと濃い目に、焼酎の半分ほどの水で割り、チロリにて熱めに燗につける。そうしていただく酒は、やはりお湯割りとは違うもんだ。円やかさ、滑らかさに明らかな優位がある。

一言でいうと、お湯割りはどうしても水分で割った感触があるが、割り水燗にはもっと一体感を感じるのだ。それは、最初からこういう酒だったように思えるが如く。

お湯割りに付きものだった、そしてそれはどんなに濃く造っても付きまとった、水っぽさとか薄いような感じ。それとは全く無縁になっている。実に嬉しく、ついつい呑み過ぎてしまうのであった。 (C)2008 taikomochi
Commented by こねくろ at 2008-02-05 01:18 x
なぜか焼酎の場合、即席で割る場合は「お湯割り」という発想になってしまいますが、即席でも「割水燗」の方が間違いなく丁寧な仕上がりになるものだと思いますね。
球磨焼酎の場合は水で割らずに燗につけるのも一般的で、最近は豊永さんでは19度に度数調整した直燗専用のものも出されていたり(こないだ呑さんが呑まれてました)。ちなみに、蔵元の豊永さんの父親の時代はみんな原酒の直燗を呑まれていたそうです(@@)
Commented by taikomochi-otona at 2008-02-05 09:32
こねくろさん、まさに仰るとおり。
今回はその「即席」の割り水燗でしたが、
それでも違いの大きさには驚くばかりでした。

本当は何度もこねくろさんとのやり取りで出ているように、
前夜以前から加水しておきたいところですが、
生来の億劫がりで、即席でさえ今回やっと初めて、という始末です。(^^ゞ

私のこのたびのも、7:3くらいの濃ゆいものでした。
濃くても燗だとまろやかに感じますね。
生の燗も一瞬考えたのですが、さすがに理性がそれを止めました。
Commented by sakenomi_don at 2008-02-06 20:19
はい、「一九道」の直燗もとろりと甘くて美味しかったです^^。

豊永蔵は感じないですが、ピリッとくる芋焼酎なんかもまろやかになるように感じます。
Commented by taikomochi-otona at 2008-02-06 21:46
どんさん、それがこねくろ氏が言っている「直燗専用」のやつですね。

どんさんは褒めてらっしゃいましたね。
私も試してみたいです。
by taikomochi-otona | 2008-02-03 23:00 | 焼酎・泡盛 | Comments(4)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona