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2008/04/24 東京にて通夜。献杯は「酒仙堂」などで

2008/04/24 東京にて通夜。献杯は「酒仙堂」などで_c0156212_2192516.jpg23日、上京。東京、不動前にて通夜。

故人の女性は、実はブログ仲間であった。

かつ、通夜に列席させていただくくらいに、リアルでも懇意にさせていただいていた。

しかも、私とは同い年だったのである。

縁は奇なものというが、大きな喪失感とともに、未だに不思議な感じがする。


昨年11月にご自宅に近い郊外で食事をご一緒し、その後何度目かの入院を有明の癌研病院にされている際、お見舞いに行った。

それが先月の話である。

病室に顔を出したときは処置が終わった際でもあり、ご気分がすぐれない様子で、挨拶だけしてお暇した。

しかし、ゆりかもめ有明駅の橋上まで来たらケイタイが鳴り、ご本人から戻って来いと。

ご一緒してもらっていたT.JACK氏に「相変わらずわがままな女王様だ」と笑いかけながら、引き返したものだった。

結果的に、それから小一時間話ができたことが良かった。

この時がお会いした最後となったのだから。


斎場で通夜振る舞いのビールをコップ二杯ほどかっかっと呑み干し、銀座に向かう。

共通の友人であるT.JACK氏と相棒女史の三人。

まずは二丁目の名を明かせない、写真も撮らぬ約束の小料理屋風情の蕎麦屋で献杯。

こういう場合はしんみりとやるべきか、それとも、だからこそ賑やかにか。

私が死んだ時は、必ず後者でやってもらいたい。

存分に酒の肴に、笑いのネタにして欲しい。

だからそのように心掛けるが、これがなかなか上手くいくものではない。


河岸をいつものバー「酒仙堂」に変える。

故人の話、あるいは全く関係ない話をし、大いに呑む。

まずは珍しくも清酒で、「東長」の搾りたて。

そして、ラムを使ったカクテルを二杯、ダークとムラータで。

その後白州のハイボールで切り替え、モルトを二杯。

最後にはゴディバのチョコレートリキュールで、締めのカクテルを造ってもらう。

二時過ぎまで呑む。

酒(と料理)を通じた仲間だったから、盛んに呑む。

未明まで呑む。
   (C)2008 taikomochi
Commented by hawk89 at 2008-04-24 22:13 x
私が席を立った数時間後に、おそらく同じ席で
お飲みになられたのですね。
お会い出来なかったのは残念ですが
大切なお時間を邪魔しなくて良かったです。
ご友人のご冥福を心からお祈り申し上げます。
Commented by taikomochi-otona at 2008-04-25 07:55
hawk89さん、「酒仙堂」をすっかりご贔屓いただいているようで、
ありがとうございます。

この日の入れ違いの件、店主よりうかがいました。
えにしでございますので、また、そういう機会となれば
自然とご一緒することもございましょう。

その節はよろしくお願い申し上げます。
Commented by T.JACK at 2008-04-25 15:06 x
あんなに呑んだのに、頭はスッキリでしたね。
私にとって、忘れられない一日となりました。不思議なえにし、
そう思えば思うほど・・・有り難きこと。やっと書く気になり
アップした記事に、早々にありがとうございました。

あ、アレ今日送れると思いますので、暫しお待ちください。

合掌
Commented by fallinsake at 2008-04-26 00:06 x
ご無沙汰してます。T.JACKさんのブログで、本件知りました。。。
身近で、お会いしたことがある人が、お亡くなりになったことが、
今まで生きてきて、ほとんどないもので、びっくりしております。
あの1度、お会いしただけなのですが、
自信に満ち溢れたあのオーラに会えないと思うと非常に残念です。
女性としてみていて、すごい魅力的でしたから。
私も逝ったときは、酒のネタにしてもらって、楽しくしてほしいと思います。
今日は、久々に呑みます。 献杯!
Commented by taikomochi-otona at 2008-04-26 09:26
T.JACKさん、お世話になりました。アレの件もすみません。m(_ _)m
相棒さんにもよろしくお伝えください。

私もなぜか、呑めばのむほどアタマが冴え渡る気が、
少なくとも前半はいたしました。後半は口が廻らなくなりましたが。。。

今後とも、ご一緒に思い出話を語り、人となりを語り継いで行きましょう。
Commented by taikomochi-otona at 2008-04-26 09:28
fallさん、ごぶさたです。
あれからもう二年くらいですかね。

人が亡くなるのって、意外とあっという間ですね。
私は個人と歳が同じでした。
それもあり、このたび、いろいろ思うところございます。

こんどぜひ、ご一緒に思い出を語りましょう。
Commented by kao at 2008-04-26 17:05 x
私は沖縄の地で娘相手に、女史の話をし、呑みました。
どう生きたらいいのか・・・
どう死んでいくのか・・・
娘に生き様なんかを涙ながらに語って酔いました。
そして、師匠のこの記事に出会えてほっとしています。
私も最後は笑いながら美味しいお酒を呑見ながらおくってほしいです。
って、私が先に逝くみたいですね(苦笑)
Commented by taikomochi-otona at 2008-04-28 08:00
まったく生活にメリハリは必要です。
良いご旅行だったようで、何よりですね、かおさん。

旅行自体も、そして今回の件での会話も、
お嬢様との良いお時間をもたれたと拝察申し上げます。

また、沖縄は死生においては独特の土地ですから。
鎮魂にはまことに良い場所でした。
by taikomochi-otona | 2008-04-24 21:03 | 旅・出張呑み | Comments(8)

酒がなくても生きちゃいけるが、そんなん人生とはよう言わん。


by taikomochi-otona